中学2年生のある日、
私は家で「ミュージックステーション」という音楽番組を見ていました。
そのときふと「テレビに出ているこのギタリストよりも、きっと楽器屋さんの店長とかのほうが、よっぽどうまいんだろうな~」と思ったのです。
同時に「でも、このテレビに出ている人のほうが、絶対に儲かっているよな~」とも思いました。
私は、私のメンター(笑)で同居している白髪頭のじいちゃんに聞いてみました。
「テレビにでているような人よりギターがうまい人って、普通にいるの?」
私のメンター(笑)は「そりゃ、いっぱいおるばい」と博多弁で教えてくれました。
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それは
「技術が高い順に収入が高いわけではない」
「技術と収入はあまり比例しない」という世の中のしくみを1つ知った瞬間でした。
実際に、
- ギタリストは、ギターのうまい順に収入が高いわけじゃない
- 歌手でも、音程を外さない順に収入が高いわけではない
- 料理人でも、料理の腕の順位で収入が決まるわけではない
- カウンセリングの技術が高い順に収入が高いわけではない
- 学歴が高い順に収入が高いわけではない
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たしかにそうでうよね。
技術や能力と収入は、直結しているわけではない。
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でも、大人になって周囲を見渡すと、
「自分の専門分野のスキル」と「収入」を正比例で考えてしまう人は多いように思います。
「収入を上げたいから」という理由で、
自分の専門分野のスキルを高めようと技術向上に必死で
「オレのほうがスキルが高いのに、スキルのないアイツが儲かるなんて」と
イラついている人もいますよね。
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- 自分のやりたいことだから
- 自分がもっと探求したいことだから
- 自分が目標にしていることだから
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という理由で、
「自分の専門分野のスキル」を高めるのはいいけれど
目的が「収入を上げるため」だと、話はまったく別になります。
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- お金を稼ぐための技術を高めたり
- お金を稼ぐのが得意な人と組んだり
- お金を受け取る器を広げたり
と「お金を稼ぐ」が目的なら、やるべきことは技術の向上ではならなかったりするのです。
スキルアップと稼ぐことは、直接は関係なかったりするのです。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
「経理のけいちゃん」HPです。
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