スタバで「Lサイズ」頼んでない?

コンサルティング

先日、スタバの店内で並んでいたとき

私の前に高齢のおじいちゃんがいらっしゃいました。

順番がきて、そのおじいちゃんは店員さんに向かってこう言いました。

「コーヒーのLサイズください」

すると店員さんが慣れた手つきでカップをマトリョーシカみたいに並べて

「こちらがトールサイズ、こちらがグランデ、こちらがベンティサイズで」と

説明をはじめました。

おじいちゃんは「え、あ」と多少テンパりながらも

指で「これ!この大きさ!」とカップを指して、

無事「グランデ」サイズを購入したのです。

きっと、このおじいちゃんが今まで行っていたお店では

「Lサイズ」で注文できたのでしょう。

でもスタバには「コーヒーのLサイズ」は存在しない。

おじいちゃんは、聞いたこともない3つのサイズ名を浴びせられるという

「スタバの洗礼」を受けたというわけです。

私たちの人生にも、この「スタバの洗礼」のようなことはよく起きます。

今までに行ったことのないところや、やったことのないことをやるときには

  • 今までのやり方では通じない
  • 今までの常識が通用しない

そんな「洗礼」を受けることがあるのです。

スタバでは「Lサイズ」という呼び方を手放さないといけないように

私たちの人生でも、

今まで慣れ親しんだ「当たり前」を手放さないといけないことがよくあります。

人生のステージが変わる時、何かまったく新しいことをはじめるとき

野球がサッカーに競技が変化するくらいのレベルで「人生のルール」が

ガラッと変わるからです。

今まで誰かのために動くことを大事にしていたのであれば

次は、自分のためだけに動くことを大事にするタイミングなのかもしれない。

今まで、他人の意見を素直に聞くことを大事にしていたのであれば

次は、自分の意見を押し通す強引さが必要なタイミングなのかもしれない

今まで、時間があったらすべて勉強や自己成長に費やしてきたのならば

次は、思いっきり時間を無駄に過ごしてみる時期なのかもしれない

今まで、お金よりも好きなことを追いかけていたのであれば

次は、好きなことよりもお金を追いかけるタイミングなのかもしれない

今まで、人に好かれるために「いい人」をやってきたのであれば

次は、「ゲスな自分」をオープンにしていく時期なのかもしれない

新しい場所では、

それまであなたを成長させてくれた大切な教えや考え方

あなたを守ってくれた教えや考え方、

あなたを苦しい状態から救ってくれた教えや考え方、

あなたが小さいころから常識だと思ってきた教えや考え方が、

必要ではなくなります。

これまでとは違う、多くの場合、

これまでとは真逆にも見える、新しい教えや考え方が必要になる。

それを受け入れられるのか、そこへ移行できるのかどうか、

それが、人生のステージが変わる時に試されるのです。

人は慣れ親しんだルールに安全、安心を感じる生き物です。

だからそれを手放そうと思ったとき

必ずそこには執着と葛藤が起こります。

執着や葛藤が起こるのは当然、

それが悪いとかではなくて「そういうもの」と考えていいくらいです。

だからこそ、意識してそれまでのルールを手放し、

新しいルールを知って受け入れようと試みることが大切

今、もしもあなたが新たなステージを望んでいて

「なんだかうまくいっていない」と感じるのなら、まずは疑ってみてください。

人生の新しいステージ・・・

はじめて行くスタバで「Lサイズください」って言っていないかどうかをね

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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