私は、26年の経理人生でいろんな経営者に寄り添ってきました。
さまざまな業種も職種も違う方々を見て感じたことは
「世の中にはうまくいく方法が、本当にたくさんたくさんあるなぁ」ということでした。
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- 自分のオリジナルでうまくいった人もいれば
- 人の真似をしてうまくいった人もいる
- 好きなことをやってうまくいった人もいれば
- 得意なことをやってうまくいった人もいる
- 高学歴でうまくいった人もいれば
- 低学歴でうまくいった人もいれば
- きっちり戦略を立ててうまくいった人もいれば
- 流れに身を任せてうまくいった人もいる
- 誠実で真面目な素晴らしい人柄でうまくいった人もいれば
- マジでクソみたいやヤツでもうまくいっている人もいる
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つくづく「うまくいく方法って、いっぱいあるなぁ」ということを身をもって知りました。
でも、同時に私は気づいたのです。
「これだけは、絶対にうまくいかない」という方法が、この世には1つだけあることに
そのたった1つの「確実に失敗する方法」
それは、「完璧主義」です。
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完璧主義でうまくいった人を、私は今まで1人たりとも見たことがありません。
そう、私が調べた限りでは、完璧主義者は絶対に成功しないのです。
当然、ビジネスでも人間関係でも「完璧」を求めようとする人には、それを指摘し、
完璧を求めないようにアドバイスするわけですが、
なぜ、完璧主義が確実に失敗する方法なのかというと
それは、”無理”だからです。
人間は「完璧にできないようにできている」のです。
そもそも完璧っていう不可能なことを目指しているから、一歩踏み出すことすら難しい。
さらに潜在的には「たどりつけないゴール」を目標にしているので
自分の能力も他人の能力も生かすことができないのです。
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たとえば、これも完璧主義の1つですが
「すべての人に好かれなくては」と思っている人がいます。
「みんなに好かれたい!」という気持ちは、ある意味な感情だと思うのですが、
これを人間関係やビジネスでやると、ほぼうまくいきません。
なぜなら、すべての人に好かれるサービスというのは存在しないから。
すべての人に好かれる人なんて存在しないから
これは、70億人すべての人が「おいしい!」とうなる料理が存在しないのと一緒です。
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- どんなにおいしいA5ランクの肉だって
- お肉が嫌いな人には好かれない。
- どんなにおいしいお寿司でも
- 生魚が嫌いな人には好かれない。
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むしろ、好かれようとするために頑張るほど意味のないことってありません。
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- お肉屋だったら、お肉が好きな人に好かれればいい
- お寿司屋だったら、お寿司が好きな人に好かれればいい
- あなただったら、あなたのことが好きな人に好かれればいい
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だって、焼肉屋に来て「私お肉きらいだわ~」とか言ってるヤツがいたら
「じゃー来るなよ」って思いませんか?
そこで、その人を満足させようと
「肉が嫌いな人に好かれる焼肉屋」を目指すのはダメだということは、容易に想像がつくでしょう。
そんなことをしたら今度は肉好きな人から嫌われますから。
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でも、焼肉屋さんのたとえなら笑ってうなずいている人も、
自分のサービスや商品になると、そこをはき違えている人は多いんです。
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- あなたがすべての人に好かれるということはないし、好かれなくていい
- あなたのサービスがすべての人に喜ばれることはないし、喜ばれなくていい
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そうやって考えると、ビジネスですべての人に満足してもらうようなサービスを目指すということは
「確実に失敗する方法」だとわかりますよね。
もし、あなたが婚活をしているのであれば、すべての男性(女性)に好かれようとするのは
「確実に失敗する方法」だとわかりますよね。
わざわざ失敗する方法を選ぶことはありません。
完璧はいらないし、そもそもありえない
自分のことを好きでいてくれる人で、まわりを固めていいのです。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。
「経理のけいちゃん」HPです。
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